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| Project | 食 の現場リポート (1) |
![]() これが畑!? とまずは目を疑うが、
雑草の合間に育つ白菜を その場でかじって感激。 なんとみずみずしく甘い こと! ![]() 無造作に植えられているように見える大根畑。
皮のまわりはぴりっと辛く、 内側はりんごのようにシャキシャキと甘い。 ![]() なずなの花咲く畑の中に、にんじんの葉を発見。
![]() 麦
畑で麦踏みをする参加者たち。
踏まれてもっと元気になぁれ! 広い畑に立つだけで気持ちがのびやかになる。 ![]() 人も自然もまるごと受け止め、 包み込むような赤峰さんの笑顔に、 思わずこちらも肩の力が抜け、笑顔になる。 とてつもなく魅力的な人。 ◉百姓塾に参加して 赤峰さんを形容する言葉は枚挙にいとまがない。在野の思想家。気さくで飾らず、謙虚で頑固。サービス精神旺盛で、確固たる信念の持ち主。とに かくでっかい 人……。 そんな赤峰さんのもとに、老若男女を問わず、全国から多くの人がひっきりなしに集まってくるのも納得だ。百姓塾に参加した面々も実に多彩だが、不思議と あっという間に打ち解けた。 堆肥作りや種芋の植え付けなどの実践もさることながら、赤峰さんのお話に耳を傾け、思いを同じくするこうした参加者たちと、ニッポンの農業について、食に ついて、環境について、堂々と語り合えたことが、とにかく楽しかった。 ◉なずなグループ http://www7.ocn.ne.jp/~akakatu/ |
大
分「なずな農園」を訪れる 2月1日から4日まで、百姓・赤峰勝人さんが率いる、 大分「なずなグループ」の「百姓塾」に参加した。 参加者は総勢約40名。 「百 姓になりたい!」と意を決した18歳の高校生から、 定年を迎え、第2の人生を歩もうとする60代の夫婦まで、 年齢も経歴も実にさまざまだ。 これだけの多様な人々が、3泊4日をともにする機会もめったにないだろう。 でも、日本の農について、食について、自然環境について、 なにかできないか、なんとかしたいという思いは同じ。 この共通意識が、年齢も立場も超えて、たちまち互いに引き寄せ合う気がした。 ![]() 草むらでにんじんを発見!?
塾長、赤峰勝人氏の挨拶
が終わると、さっそく「なずなの畑」に向かった。のどかな山あいにあるなずなの畑に案内されて驚いた。 畑というよりは、まるで雑草が生い茂る草むらではないか。 でも、白い可憐な花をつけたなずなの間をよ〜く見ると、 にんじんの葉が元気に羽を広げている。 葉の根元を持って、ぐいと引っこ抜くと、見事なにんじんが顔を出した。 土をさっと落としてがぶり! こんなぜいたくも、無農薬無化学肥料だからできること。 う〜、おいしい〜! 感動の声があちこちから上がる。 味が濃いのだ。甘味が強く、えぐみがない。 これまで食べてきた、どんなにんじんよりも間違いなくおいしいと思う。 「食べることは命をいただくこと」とよく言われるが、 整然と形の整った、まるで工業製品のようなスーパーの袋づめ野菜を食べても、 いまいちピンと来ないのは当然だろう。 でも、なずなの野菜はちがう。 まさに、いきいきとしたエネルギーあふれる命を、 今この瞬間、いただいていることを実感できる。 作物の命が、私の体に取り込まれ、 みずみずしいエネルギーで全身が満たされていくのを感じることができる。 添加物や化学物質に毒された体が、 なずなの野菜を口にすることで、洗い流されていくような気がした。 アトピー性皮膚炎やガン患者など、 現代医療に見放された多くの人たちが、 赤峰さんのもとを訪れるのも、なずなの野菜にこうした力があるからだろう。 食べるということ。命をいただくということは、 こういうことなのだと改めてわかった。 ![]() 神草・神虫・神菌 「な ずな農園」の野菜のおいしさ、みなぎる力の秘密は、 有機農法ともひと味ちがう、循環農法にある。 循環農法とは一言でいえば、農薬や化学肥料を一切使わない、 宇 宙の真理に根ざした農 法のこと。 自 然の恵みをいただいたら、 いただいた分だけ土に返して循環させていくというものだ。 た とえば、田んぼで米を収穫したら、 そのあとの稲わらを田んぼに戻して土に替えていく。 そうしてできた土が、再び米を肥やしていくのだ。 こ うした循環を支えているのが、草や虫や菌である。 赤 峰さんは、草も虫も菌も「神草」「神虫」「神菌」と呼び、 殺虫剤や除草剤で取り除くのではなく、 堆肥や土づくりに、これらの働きを生かしている。 「す べてをあなたに捧げます」というなずなの花言葉のように、 自然の営み、自然の循環にすべてをまかせているのだ。 野菜も、それをいただく私たち人間も自然界の一部であり、 すべては必要なものである。 こうした自然の大きな流れに則った循環農法が、 おいしくて安全で、本当に命あるいきいきとした作物を作るのだろう。 ![]() 自給をめざして こうした赤峰さんの考え方に共感し、 循環農法を取り入れようとする人たちが全国に広がっているという。 土が健康で元気ならば、草を取る必要もないし、虫もよりつかない。 これこそ自給自足に向いているのではないだろうか。 都会で仕事を持ちながらでも、半農を実現できるのではないだろうか。 自分の食べる野菜はできるだけ自分で作る。 それが食料自給率を上げ、環境破壊を招く大量生産・大量輸出を減らし、 安全でおいしい食を手にする最善策だと思う。 都会での半農は、決して無理なことではないと思う。 これを「実践する場の創出」を目指して、今後も活動していきたい。 |